目 的
今後わが国が当面する諸問題は、在来の伝統的な思考方法や社会的制度の枠組みの中では、十分な対応が難しいという基本認識のもとに、各分野での実質的な第一線にある中堅層を対象として、個人のレベルにおいては、より長期的、総合的、国際的視野の培養を、また社会レベルにおいては、官民、業種、職種の垣根を乗り越えて自由闊達な意見交換の場を提供することを目的として設立された。
参加メンバー
上記の趣旨により、参加メンバーは、政府、政府機関、民間企業、民間団体、弁護士、公認会計士等、多岐の分野にわたり、通期平均年齢は36〜37歳で、いずれも各分野での次代を担う中堅幹部といってよい。所属機関派遣のほか、自費参加者もある。
研修内容
研修期間は1年、定員約50名、毎週一回勤務時間後、各分野の講師を招き、夕食会をはさんで講義と討論を行うほか、各人の主要関心事に応じて分科会を組織して自主研究を行っている。さらに随時、国内研修や在日外国人との国際交流、海外研修等も実施している。
新しい人脈形成
設立以来の経験を通じて得られた大きな成果の一つは、異分野にわたる中堅層の新しい人脈の形成である。第1期生以来、研修期間終了後、各期OB会を組織して定期会合を続けている他、通期のOB会も結成され、継続的に各人の自己陶治と所属機関・企業発展のための情報交換の場としても活用されている。
|